ピノレキシン点眼液の販売中止理由は?
通販や市販で売ってる?
今回はこのような疑問についてお答えしていきます。
ピレノキシン点眼液は正式名称をピレノキシン懸濁性点眼液0.005%「参天」といい、参天製薬株式会社から販売されています。
ピレノキシンの成分が含まれた目薬には白内障の進行を遅らせる効果があるため、初期の老人性白内障の進行を抑制するのに効果があります。(進行しきってしまった白内障を改善するような効果はありません)
しかし、一方ネット上では「ピレノキシン点眼液 販売中止 理由」というワードがいくつか見つかります。
そこで本記事では、「販売中止なのか?」「通販や市販で売っているのか?」についてお答えしていきます。
目次
ピレノキシン点眼液が販売中止と言われる理由は?
【入院生活15日目】
今日処方された目薬
ヒアレイン点眼液 0.1%
ピレノキシン懸濁性点眼液ピレノキシンは前から出てた。
ヒアレインはドライアイ系の
目薬らしい。#哲猫#入院生活 pic.twitter.com/YPdFX2XO8N— てつにゃんにゃんめん🍀🐊緑乃哲猫 (@tetsuneko1414) November 22, 2021
結論から言うと、ピレノキシン点眼液は販売中止していません。
参天製薬の公式ホームページを見てみると、ピレノキシン懸濁性点眼液0.005%「参天」という販売名で製品情報に取り扱われていることが分かります。
ではなぜ、販売中止ではないのにそのように言われているのでしょうか?
理由として考えられるものが2つあったので、1つずつ解説していきたいと思います。
ピレノキシン点眼液が販売中止と言われる理由①:販売名が変更になったから
通常点眼薬の使用の順序は
水溶性点眼液▶︎懸濁性点眼薬▶︎油性点眼液▶︎眼軟膏
ですが
懸濁性のカリーユニ点眼液は
✅涙液で10秒以内に懸濁粒子が溶解する
✅他の点眼で涙のpHの変化があると溶けにくくなる恐れがあるといった理由で最初に点眼がオススメ😊
もちろん医師の指示が優先です☘️ pic.twitter.com/hcoz7CDw4B— あつパパ@学び×薬剤師 (@papa55akkun) August 14, 2020
ピノレキシン点眼液が販売中止だと言われる理由1つ目は、販売名が変更になったからです。
名前が変わった際に、販売中止になったんだと思いこんだ人がいたのでしょう。
もともと参天製薬は、ピレノキシンを成分とする目薬として老人性白内障治療点眼剤「カリーユニ点眼液0.005%」という商品をジェネリック医薬品として販売していました。
しかしここ最近、商品名で知られていたジェネリック医薬品が成分名に統一される傾向があり、2021年4月にカリーユニ点眼液0.005%も『ピレノキシン懸濁性点眼液0.005%「参天」』に販売名のみ変更されました。
どちらも効能・用法・用量は同じで名前が変わっただけです。
中身が変わってないのに名前が変わるとは思いませんよね。
ピレノキシン点眼液が販売中止だと言われる理由1つ目は、薬の名前が変わったからです。
ピレノキシン点眼液が販売中止と言われる理由②:一部の新聞で白内障に効果がないと誤った報道がされたから
ピレノキシン点眼液が販売中止だと言われる理由2つ目は、一部の新聞でピレノキシンは白内障に効果がないと誤った報道がされたからです。
効果がないという報道を受けてピレノキシン点眼液も販売中止になると思った人がいたのだと考えられます。
2003年6月24日の読売新聞大阪版の朝刊でピレノキシン(カリーユニ点眼液の有効成分)は白内障に効果がないという報道がされました。
これを受けて参天製薬は報道のもととなった厚生労働省研究班の指針によると、ピレノキシンは白内障治療薬として効果がないとの判断はされていないとの声明を出しており、読売側も翌日25日に「白内障薬 効果なし」は「科学的根拠なし」だと訂正記事を掲載しています。
参天製薬はピレノキシン懸濁性点眼液は老人性白内障治療点眼液として厚生労働省の製造承認をもらって売っている薬だと表明しており、多くの動物試験、ヒトでの臨床試験において白内障に対する有効性と安全性が認められているとも語っています。
新聞の訂正記事を読んでない人は効果がない目薬なんだと思ってしまいますよね。
販売中止だと言われる理由2つ目は、一部の新聞でピレノキシンについて誤った報道があったからです。
ピレノキシン点眼液は通販や市販で売ってる?
ピレノキシン点眼液は、基本病院で処方してもらう目薬ですが、病院を受診する時間がない方もいると思いますので次の2点を下にまとめました。
- ピノキシレン点眼薬の販売情報
- ピレノキシン点眼液の代わり・類似品
ピレノキシン点眼液の販売情報
◌カリーユニとカタリンK
成分は同じピレノキシンだけど防腐剤が異なる
・カリーユニ⇨塩化ベンザルコニウム
・カタリンK⇨パラオキシ安息香酸メチル、クロロブタノールカタリンKは顆粒を溶解後、遮光冷所保存で期限は3週間以内
カリーユニで刺激を感じる人はカタリンKを使うことがあるよ#pomeメモ pic.twitter.com/IxJrDA2ksM— pome (@_pompome_) June 20, 2020
■ピレノキシン点眼液の実店舗での購入方法
白内障治療薬はピレノキシン点眼液の他にカタリンK点眼用とタチオン点眼用がありますが、どれも病院で処方してもらう目薬です。
しかし病院の薬を処方箋なしで買う事ができる零売(れいばい)薬局でなら購入することができます。
カタリンK点眼用とタチオン点眼用は、顆粒や凍結乾燥剤を添付されている溶解液に用事溶かして使用します。
零売薬局はまだ全国的に数が少ないので、セルフケア薬局さんのサイトに零売薬局の全国一覧まとめが載っているので参考にしてみてください。
■ピレノキシン点眼液の通販での購入方法
ピレノキシン点眼液やカタリンK点眼用を通販で購入するには、海外の薬の通販ができる個人輸入サイトを利用すると購入することができます。
ただ値段も高めに設定されていますし、中には怪しい業者も存在したりするので注意が必要です。
ピレノキシン点眼液の代わり・類似品
ピレノキシン点眼液と同等の効能を得られる市販の目薬はありませんが、白内障において目薬は予防効果を期待することはできます。
市販の目薬はあくまで疲れ目に対して効果を発揮するのが主流であり、どの市販薬でもよい訳ではないので、おススメを載せておきます。
有効成分が12種類入っていて疲れ目やドライアイなどにまんべんなく効くのはこちらです(爽快感を感じられます)。
涙の分泌を促すビタミンAが豊富に入っていて疲れ目やかすみ目にも効くのはこちらです。
生薬が主成分で白内障の手術をした方や治療中の方に人気があるのはこちらです。
ピレノキシン点眼液の販売中止理由・販売情報のまとめ
■ピレノキシン点眼液は販売中止?
販売中止していません。
カリーユニ点眼液0.005%という販売名をピレノキシン懸濁性点眼液0.005%「参天」に変えて継続して販売されています。
■ピレノキシンが販売中止と言われる理由
- 販売名が変更になったから
- 一部の新聞で白内障に効果がないと誤った報道がされたから
上記のような理由から「ピレノキシン点眼液 販売中止 理由」というワードが生まれたのだと思います。
■販売情報
白内障治療薬にはピレノキシン点眼薬の他にカタリンK点眼用とタチオン点眼用があり、実店舗だと病院の薬を処方箋なしで買える零売薬局で購入できます。
セルフケア薬局さんのサイトに零売薬局の全国一覧まとめが載っているのでお探しの方はリンクから飛んでください。
通販だと海外の薬の通販ができる個人輸入サイトを利用すると購入できますが、中には怪しい業者も存在するので注意が必要です。
■代わり・類似品
ピレノキシン点眼液と同じ効能を得られる市販の目薬はありませんが、目薬は白内障の予防に繋がりますので、おススメをのせておきます。
疲れ目などにまんべんなく効いてスースする爽快感を感じたい方はこちらです。
涙の分泌を促すビタミンAが多く入っているこちらもおすすめです。
生薬が主成分で白内障の手術をした人や治療中の人に人気があるのはこちらです。
私の父も趣味がPCや読書で目が疲れるらしく、サンテメディカルアクティブを使用していますが使った後は眼がスッキリとしてクリアになると喜んでいますよ。